学校教育の言語

 この3年間、関わって来た仕事がようやく結実した。翻訳を一緒にやらないかと声をかけられ、割り当てられた箇所の翻訳に始まり、いつのまにか、解説ページの執筆、さらにはすべての訳語のチェック、索引作成と最後は大役を引き受けることになった。それがMary J. Schleppegrell教授のThe Language of Schoolingという本の翻訳だった。

 この本はアメリカやオーストラリアといった英語圏の子供達がどうして教育に支障をきたすのか、その原因は学校で用いられる言語に対応できないことだと解説している。しかもただの解説ではなく、選択体系機能言語学の枠組みを用いて、ジャンルやコンテクストによる言語の違い、さらには学校で用いられる学問的な言語仕様の語彙、文法についても論じて、現場の教師がいかにその認識を持つ必要がるかを説いている。

  訳しながら、まさにその通りと、感銘しつつ、英語をいかにわかりやすく日本語にしていくかに頭を悩ませたものだった。iPad miniを持って、毎日近所のスタバに通い、翻訳をしていた頃が懐かしい。今年の春には翻訳原稿と原著を首っ引きで索引の作成をしたが、あの頃は原稿を見たくもなかった(苦笑)。兎にも角にも6人でチームを組み、一つの仕事ができたことは喜ばしい。世間受けする一般書ではないが、語学教育に携わる方々には是非一読していただきたい一冊である。

 

『学校教育の言語』

メアリー・シュレッペグレル著

石川彰、佐々木真、奥泉香、小林一貴、中村亜希、水澤祐美子 訳

ひつじ書房

 

iPhone 7 +ミラーレス一眼=iPhone 8 plus

 いつもiPhoneは2台使っている。一台はメインで仕事や家族の連絡用に使っている。電話を使うことが多いので、無印のiPhoneのサイズがちょうどいい。ポケットにもすんなり入るし、重さも丁度いい。iPhone 8は速度も使い勝手も最高だ。iPhone Xも電気店で触ったが、いちいちスワイプをしなければ使えないのはうっとしく感じた。せっかくの顔認証なのに、その一手間が惜しい。それなら指を当てるだけでホーム画面になるiPhone 8の方が使い勝手がいい。

  もう一台のiPhoneは海外での使用と寝モバ用だ。仮にメインのiPhoneに電話がかかって来ても、同じwifiに接続されていれば、別のiOSバイスでも電話が取れるのが便利で、一時期は安いAndroidスマホを使っていたが、その便利だから寝モバ用もiPhone にしている。今まではiPhone SEiPhone 7を使っていた。

  今朝、書斎の棚を見るとミラーレスカメラのNikon J5が目に入って来た。一年に1回か2回しか使わない。考えてみれば勿体無い話である。海外出張の時には持ち運んでいたが、望遠レンズまで入れると軽い機種ではあるけれど、それでも重さが響いてくる。いっそ、カメラで、もう十分なんじゃないか?そういう気持ちがふつふつと湧いて来て、それならカメラ性能のいいiPhone 8 plusという選択肢になる。早速、iPhone 7Nikon J5一式を売却したところ、iPhone 8 plusの代金が出た。

 そういうわけで、今日のブログの表題となるのである。もう写真の画質も十分だし、望遠撮影が必要なら、iPhone用の安価な望遠レンズを買うのもありだろう。ますますiOSバイスの愛が深まっていく。

カウチポテトの誤解

 さっき、雑誌のエッセイを読んでいたらこカウチポテトの話が載っていた。ポテトチップスがメインテーマで、それに関連させてカウチポテトの話になっていたのだが、そこには「ソファでポテトチップスを食べながらテレビばかり見る人」という解説が載っていた。普通だったら見過ごすのだが、昔、先輩にもらったアメリカの俗語の教科書にイラストで書いてあったカウチポテトは人間がジャガイモとして描かれていたので、どうも違う印象を持っていた。

  改めて、大辞泉カウチポテトを調べると、「長椅子に横たわってポテトチップスを食べながらテレビやビデオを見て過ごす人」とあり、ポテトはポテトチップスとの関連だと思わせる。しかしこの表現はもともと英語から来ていているものだ。英和辞典の定番、ジーニアス英和辞典を調べると「(ポテトチップスを食べながら)長時間座ってテレビを見ている人」と説明されている。やはり、ポテトはポテトチップスのことかと思わせる。さらに英英辞典で調べてみる。Shorter Oxford English Dictionary には a person whose spare time is spent lounging about, esp. watching televisonとあり、ポテトチップスには言及されていない。Longman Dictionary of Comtemporary Englishはどうだろうか?そこにはsomeone who spends a lot of time sitting and watching televisionと記載されて、やはりポテトチップスは関係がない。

  これは一体どういうことなのだろうか?解答はランダムハウス英和辞典の中にあった。もともとソファでテレビばっかり見ている人をテレビのtubeからboot tuberと言い、それは同音異義語でジャガイモのことを指してもいたことから tuberをpotatoと言い換えた造語が起源との解説が載っていた。つまり、ソファでテレビばっかり見ていている人のことだ。まあスナック菓子を食べながらは密接に関係しているかもしれないけれど、日本の辞書の解説にあるようなポテトチップスとは直接的には全く関係がない。Couch potatoが日本語のカウチポテトになった時にはこの経緯が理解されずに、ポテトチップスを貪りながらテレビを見るイメージが植え付けられて、「ポテトチップを食べながら」というイメージになったのだろう。そう考えると大辞泉の解説は「日本語の」カウチポテトとしては適切だ。問題なのは、ジーニアス英和辞典だ。英語のcouch potatoにはポテトチップスのイメージはない。最近改訂されたばかりだけれど、次回の改訂には是非修正してもらいたい。少なくとも(ポテトチップスを食べながら)ではなく、(スナックを食べながら)程度には修正すべきではないだろうか。

文庫本、新書、B5、A4

  今、文庫本、新書、B5, A4のブックカバーやノートカバーを使っている。B5のカバーは昨日東急ハンズで購入したものだ。色はキャロット色で,明るいオレンジだ。このカバーがシープスキンで柔らかく、肌触りがいい。予算の2倍だったが、その肌触りが良くて、衝動買いしてしまった。

 

f:id:msasaki0418:20171107141352j:image

 

もちろん、本やノートのカバーに使ったりはしない。全てガジェットのカバーとしてだが、ちょうどブックカバーがそれぞれいいサイズなのだ。
 

f:id:msasaki0418:20171107141400j:image

 

文庫本サイズのカバーはKindle Voyage, 新書のカバーには先日あまりの安さに衝動買いしたKindle Fire HD7 (なんと3700円!)、B5のノートカバーにはiPad Pro10.5インチ、A4のノートカバーにはデジタルノーDTP-RP1だ。レザーカバーをつけると少し重くなるのだが、機材が手にしっくりと馴染んですべり落とすことがない。夏は汗のぬるっとした感触を革が吸うので、心地がいい。さすがにサイズが大きくなると、値段もそれなりにしてくるので、なかなかおいそれとは手が出せないアクセサリーだが、ちょうづつ買い足して、今度は研究室のiPad Pro12.9インチ用のカバーを買おうかなと思っている。

 

i への愛が止まらない

 今まではiPad Proの10.5インチをメインに使ってきたのだが、研究室でiPad Proの12.9インチを使うたびに、この画面の広さと、音の響きの良さが気に入っている。持ち運びや普段の授業では10.5インチモデルに軍配があがるのだが、据え置きで使ったり、持ち運ばないことを考えると、大きな画面はまさに正義だ。書見台に乗せて使えば、書類や電子化した書籍を読むにも適している。キーボードの分、場所を取らないことを考えるとMacBook Proよりも普段使いなら便利だ。

  稼働率を考えるとデバイスの数は少ない方がいいのだけれど、どうしても、快適さを求めるとそれぞれの長所が活かされた使い方をしたくなるのが人情というもの。音楽データやビデオデータもこの中に入れておけばMacBook ProからおいちいちiTunesを起動する必要もなくなる。あれこれ悩み抜き、結局iPad Proの12.9インチも購入してしまった。もちろんアップルローンで(苦笑)。このサイズだ画面に現れるソフトウェアキーボードも実用的なものとなり、結構使える。いっそ無印iPadも購入して、一人でフルラインナップにするか?!(爆笑)。

  今回はWIFIモデルにするか、セルラーモデルにして、10.5インチモデルを手放すかと悩んだけれど、海外出張の際にはちょっとでも軽い方がいいので、10.5インチモデルは手元に置いて週一の名城公園キャンパスの時の授業に活用しようと思う。きっとスタバに持ち出すのもこのモデルだ。贅沢な話ではあるけれど、やっぱり道具はそれぞれの特徴をつかんで使いこなすべきものだと思う。これだけの道具を揃えたのだから、あとはそれに見合うだけの仕事をするだけのことか?(笑)

HokusaiとOneDriveの組み合わせ、治る!

 以前、ここにiPad Proで使う音声編集アプリ、HokusaiでデータをOneDiveに書き出す時にエラーが出てしまって、書き出せないので、一旦、iPad Proの中やiCloudなど他の場所に書き込んで、改めてOneDriveを起動して、保存する方法を書いた。

  このエラーがいつ治るかと心待ちにしていたが、先程OneDriveのアップデートをしたところ、見事にこのエラーが治っている。Hokusaiからデータを直接OneDriveに書き出せるようになった。OneDriveのアップデート情報を見て見入ると、他のアプリからOneDriveに保存するところにエラーがあり、それが修正されたらしい。Hokusaiに限らず、他のアプリでも見られたエラーなのかもしれない。いずれにしろ、実に嬉しい連休中日となった。

オレオレ詐欺にご用心!

  今朝、実家の父に電話した。もうすぐ誕生日でプレゼントを送る手配をしたので、兼ねてからリクエストを受けていたものの手配をしたと連絡するためだった。父は80代前半になる。ずいぶんと高齢になったがまだしっかりと話ができるし、散歩にも出ているとのことだ。

  さて、今朝電話で話をし始めると、いつも以上に私の体調のことを気遣う言葉が多い。確かに、色々とストレスに見舞われていて、前に話した時には、調子が良くない程度のことは話したが、さほど心配されるほどのことは言っていない。でもまあ、昨日はかかりつけの医者で血液検査も受けているし、万全でもないので、まあ、「万全ではないけど、大丈夫だよ。」と話す。

  贈り物の話をひとしきり話すと、今度は「書類はどうなった?」と言う。「なんのこと?」と問いただすと、「お前がコンビニに置き忘れて失くした書類だよ。大変なことになったんじゃないのか?」と言うのである。こちらはなんのことやらさっぱりわからないので、問いただすと、しばらく前に私を騙る電話があり、体調を崩して、近所のコンビニのトイレを借り、そこで血を吐き、その際に書類を持っていたが、そこで紛失したというのだ。重要な書類で取引データも現金も入っていたというのだ。この時父は「取引?」と怪訝に思ったらしい。流石に大学教授が取引に関する書類は持たない(笑)。それでも巧みに話しかけて、金の無心をしてきたらしい。父は「自分には金はない。借金ばっかりだからな」と言い、電話を切ったらしい。その後電話があるやもしれぬと思っていた先に、今朝の私の電話だったというわけ。

  我が実家のように金のないところにかけてきても無駄なのだが(苦笑)、やはり体調のことを言い、年寄りを不安がらせて、心が弱くなったところにつけ込んで金を無心することは許されない。高齢になると耳も遠くなり、子供の声も毎日聞いているわけではないから、きっと、聞いているうちに信じ込んでしまうのだと思う。もしも実家に高齢の親御さんがいるなら、定期連絡をして声を聞かせるとか、専用の携帯を持たせるとかの自衛手段が必要なのかもしれない。