おめでとうございました?

 最近テレビを見ていると「おめでとうございました」という表現をよく耳にする。景品は検証が当たった視聴者に「おめでとう」という意味で、いわば現在完了形のような時制の感覚で言うらしい。

 しかし、「おめでとうございました」と完了・過去で表現されるとおめでたいことがすでに終わってしまって、もうおめでたくない感覚が生まれないだろうか?おめでたいことはいつまでも続いて欲しい。だから、既におわったことでも「おめでとうございます」と言ってもらいたいのである。例えば、どこかで赤ちゃんが生まれたとしよう。「おめでとうございました」では、誕生の喜びは消えて、これからは育てる苦労しかないようではないか(苦笑)。「入学おめでとうございました」では、入学後の苦労しかないようではないか(苦笑)。

 おめでたいことはずっと続いて欲しい。そして、その思い出は永遠におめでたいままでいてほしい。だからこそ、「おめでとうございます」に過去形は必要ない。