報道の衝撃

 毎日行動しているJapan Times にはいつもNew York Timesのインターナショナル版がついている。即時性はないもののいろいろな視点を提供してくれるし、日本では取り上げられないニュースがあっておもしろい。

 今朝のNew York Timesの一面記事は衝撃的だった。イスラエルハマスの内線を伝えるもので、砂浜に横たわる子どもの遺体写真がカラーで写っていたのだ。下半身が無残な姿で痛ましく、しばし息が苦しかった。戦争とは、武力衝突とはこういうものだということをまざまざと伝える。

 日本の新聞やニュースでは遺体は移さないということになっていると、以前新聞記者をやっていた先輩教員から伺ったことがある。確かに、日本の文化には痛ましく生々しい写真はそぐわないし、それによってトラウマがつくられることもあるだろう。

 しかし、凄惨な現場を知らないからこそ、簡単に争う意見が出てくるのではないだろうか。時には、現実の痛ましさを伝える必要性も、「争いとはこんなにも残酷なのだ」と伝えることで回避できるのではないだろうか。戦争カメラマンの伝えたい事実とはまさにそれなのだと思う。

Remove all ads