口にするのも汚らわしい。。。

 宮沢大臣の秘書がSMバーに行き、それを政治資金から捻出したことに批判が出ている。政治家本人ではなく、秘書の使ったことということと、SMバーだからということに問題がある。野党として、これが問題で追及するのは正当な政治的活動かもしれない。これによって与党の力を弱め、少しでも野党のペースで国会を運営できれば、自分たちの意見が反映されるからという思惑があるからだろうし、うまくいけば、国会解散、衆議院選挙で、自分たちの現状を打破したいのだろう。これもよく理解できる。

 しかし、である。まず、政治資金の使われ方が正しくなかったのは、よろしくないので、修正して、その分を秘書の自腹で埋め合わし、修正方向をすればよいのではないか。税金から出される政治資金に国民の目は厳しいことを政治家に自覚させることに意味があると思う。それをいつまでもネチネチとほじくり返して、肝心な国政の議論にならないのはいかがなものであろうか。

 さらに、国会の場で、野党議員はSMバーを「口にするのも汚らわしい」と述べたが、これは別の問題を孕んでいる。政治資金の不正な使い方を追求するのは正しいが、そこにSMバーについて主観としての「汚らわしい」という表現を入れることは、そのバーに出入りする人たちの嗜好に対するものであって、不当な侮辱になるのではないだろうか。たとえば、コスプレは口にするのもおぞましいとか、アニメファンはおぞましいとか、言われたらそのファンの人たちはどう感じるだろうか。また同性愛について、汚らわしいなどと国会の場で言えば、どうなるであろうか。さまざまな嗜好があり、社会的な迷惑をかけていないものについて、国会議員が公の場、しかも国会の質問で言及することは政治家としての問題があると、このこと自体もマスコミが「問題発言」として扱ってもいいと思う。

 そうこうしているうちに、今度は民主党議員の政治資金の問題が発覚した。安倍首相はお互い様だから「撃ち方止め」と言っているそうだが、そうではないだろう。どちらにも不正支出があれば追求すべきだ。その財源の税金を払っている国民は与党・野党を問わずに政治家の政治資金の使い方を知る権利がある。マスコミは現役大臣の問題についてはしつこいが、他の議員とか野党議員については追及の手が甘いように思う。そのあたりは平等に追求すべきだとおもうのだが、いかがだろうか?