Otherwise

 どうしても覚えきれない苦手な英単語というものがそれぞれあるはずだ。例えば、unless, nevertheless, otherwiseなどは昔からすっと入ってこないし、教えていても学生たちの反応は芳しくない。もしかすると、日本人にとって、このような逆説的な意味を含むものは理解しがたいのかもしれない。
  今も授業の準備で読んでいる文献に頻繁にthan would otherwise be the caseが出てくる。意味としてはthe case would be otherwiseなのだから、「事情や場合がそうではないかもしれないよりも」となるので、「そうではない場合よりも」「それ以外の場合と比べれば」の意味になるのだが、すっきりと入らない。
  このような成句は読んでいるときには厄介なのだが、ひとたび腰を落ち着けて、じっくりと解読すると、「なるほど!」と得心する場合が多い。反対に、英語を書く場合にはこのような格調高い表現を使いたいと思う。以前恩師の論文を読んでいたら、頻繁に、be that as it may 「いずれにしろ」という表現が使われていて、その後自分で書いた論文にも使うようになった。
  「学ぶことは真似ること」、まさにそういうことなんだろうと思う。Actual use of expressions which you have learned from reading books is far more effective than would otherwise be the case.

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