日本のフランス

  楽天トラベルの調べによると、国内の旅行先ナンバーワンは愛知県なのだそうだ。トヨタの博物館、鉄道博物館、あるいは蒲郡のテーマパークなど人気があるらしい。また、最近は全国的にも名前が通り始めたナゴヤメシも魅力だろうか。他にも、東山動植物は500円で広大な動物園とさらにそれにひけを取らない広い植物園を回ることができる。お勧めスポットである。
  私が名古屋へ引っ越してきてから、20年が過ぎた。3年間の甲府暮らしを経てから来た名古屋は新鮮だった。地下鉄があり、特に私が最初に暮らした星ヶ丘は歩いて三越に買い物ができる夢のような場所だった。東京暮らしから直接名古屋に来たら、このような感動はなかったかもしれない。
  愛知県は農業、漁業、工業、商業という産業と人間らしい生活のバランスがいいと思う。キャベツやタマネギの生産もトップレベル、フグも取れるし、夏のタコは最高だ。ボーイング787の翼を作っているから、それを輸送する専用のジャンボが日本で唯一中部国際空港にやってくる。自前でMRJという飛行機まで生産する。だから、名古屋を日本のトゥールーズだという人もいる。ルイ・ヴィトンもコーチも、カルティエもティファニーも独立した店舗があるのに、車でそこから30分も行けば、のどかな緑を楽しむこともできる。いたって、バランスがいいのだ。
  そういうこともあって、かねがね愛知は日本のフランスだとよく友人知人に言っている。航空機産業で言えば、フランスならエアバス、愛知なら三菱。自動車はフランスにプジョーシトロエンがあるなら、愛知には世界のトヨタだ。フランスにチーズがあるなら、愛知には誇るべき赤味噌がある。フランスはワインだろうというなら、愛知にはおいしい日本酒がある。ソニー創業者の盛田氏の実家は愛知県で著名な酒蔵だ。
  しかし、パリには美しいエッフェル塔があるのだ!あははは、どうだ参ったか?

  名古屋にはテレビ塔があるがね!!