夜の顔と昼の顔

  諸事情で、大学の構内にある宿泊施設に宿泊した。愛知学院大学の日進キャンパスには教職員やゲストが泊まれる宿泊施設がある。ビジネスホテルよりもちょっと広いくらいだろうか。
  海外の大学にはキャンパスの中に宿泊施設が普通にあるが、日本の大学ではどうなのだろうか?母校のICUには海外から招聘した先生方のためにゲストハウスがあった。もっともICUは教職員も多くキャンパス内に住んでいたが。
  夜のキャンパスは静寂で星が美しかった。夜遅く帰宅するときに見ていたと思う光景なのだが、宿泊している部屋から見る大学の夜景は少しばかりロマンチックでさえある。昼間の喧騒がまったくなく、静けさの中で、幾つかの照明だけが照らすキャンパスはいつもより広大で、どこか神秘的な雰囲気さえ醸し出す。
  圧巻は朝焼けだった。体育館の屋根の向こうが紅く染まり、校舎の背景に浮かび上がる山々とそこに現れる光と影のコントラスト。これも日中に見ることができない大学の顔なのだと感銘を受けた。
  いつも目にする光景も時間をずらして見るだけで、新鮮な発見ができるようだ。