子供に残すメディアの形

 息子の卒業式のビデオを編集して、友人に渡すことになった。友人のお子さんが映っている部分を切り取って、独自ビデオにして渡すのだ。ずいぶんと久しぶりにiMovieというアプリを使ったのだが、簡単になっているようないないような。このアプリも出始めのころはiDVDとコンビになって、編集したビデオをDVDに簡単に焼けたのだが、今はその機能はない。Appleはディスクというメディアには見切りをつけているのだろう。

 考えてみると、写真にしても、ビデオにしても残すのが難しい時代だと思う。写真はプリントすればアナログデータとして物理的に残すことができるが、何でも写メする時代にプリントというのは現実的ではない。ビデオはDVDという手もあるが、今やブルーレイの時代だし、いつまでもディスクに残す時代とは思えない。かつてのレーザーディスクとか、VHSとか、様々なメディアが今はもう過去の歴史の中だ。

 そうなると、結局は変換が後からでもできるデジタルデータということになるのだろうか。私のパソコンの中にある膨大なデータをどうやって子どもたちに残そうかと思うとき、ふと怖いのが、私が突然死してしまうことだ。家族とはいえ、仕事上の秘匿データが入っているパソコンにはパスワードロックがかけられているから、誰もアクセスできない。かといって、家族用のパソコンにデータを移行するには、データ量が莫大だ。そこで、考えた。毎年、その年のデータを更新して、子どもたちにデータを入れたHDか、フラッシュメモリーを渡しておこうと。そうすれば、失われるデータは最小限で収まりそうだ。