へえ、そうだったんだ

 昨日は講師控え室で、韓国語の先生と話を少しした。たまたま病院の話をきっかけに、保険とか、医療の話になったのだが、韓国では大きな病院にかかると様々なお金が余計にかかるので、公的保険の他にも民間の保険にみんな入っているそうだ。驚いたのは、入院の話。看護師さんは医療行為外のことはやってくれないのだそうで、食事を運んだりしてくれないらしい。そこで、入院ともなると別に付添人を雇わなければならないとのこと。総額にしたら、大変なお金がかかるそうだ。普段は分からないことだが、こうして、外国の状況を聞くと自分たちの状況の良さも悪さも見えてくる。

 外国語を学ぶことも同じで、自分たちが当然のように思っていることが当然ではないことが外国語を鏡にして見えてくる。例えば、兄、姉、弟、妹のような家族関係を示す言葉一つとっても、日本語では男女の性別、歳の上下を区分して、それを組み合わせた語彙を独立して持つが、英語では、brother, sisterと男女の区別はするが、年齢の上下を区別する語彙ではない。だから、わざわざ、elder brotherのように言葉を付け加えなければならない。ちなみに英語では男女の区別さえしないsiblingという語彙もある。日本語だとそれに匹敵する語彙がないのではないか。こういう「へえ、そうだったんだ」の発見の喜びがわかると外国語に限らず勉強は楽しくなってくる。