ダライ・ラマ法王講演会

 昨日は本学でダライ・ラマ法王講演会が催された。様々な理由でこの講演会は本学の学生と教職員向けのもので、贅沢な講演会と言える。私も教職員枠で拝聴することができた。講演は英語である程度話をされ、それを通訳が日本語にするというスタイルで、自分が理解したと思われる内容を通訳で確認することができた。

 話の内容は物事を多角的に捉えて、考えること、未来は変えられることという話であり、仏教哲学的な話であったが、「まさに、その通り」というものであった。おそらく、話自体であれば、我々も授業の中で学生に語っていることと大差はないなと思う。しかし、同じ内容の話であっても誰が言うのか、ということが大変重要なのだ。誰が言うかによって、その内容の価値付けが変わるからである。ダライ・ラマ法王であれば、その内容は彼の経験を背景にしているからこそ、説得力をもち、聞き手を感動させることができる。同じことを私が言ったところで、威厳も何もない。

 講演会は予定の時間を押していたので、私は途中で失礼したのだが、後から、同僚の先生の話を伺うと、対談をしていた池上彰氏のほうが次の予定が合って、お先に失礼をしたとのこと。仏教的な講演に時間の枠をはめて考える方が、無理があっただろうか?