ワードバンクノート

ふと、iPad Air2をソフトキーボードで使ってみた。久しぶりだ。iPad Airを購入してすぐにタイピングアプリを使ってこのソフトキーボードをブラインドタッチで使えるように練習した。最初はミスタイプばかりであったが、毎日少しづつ練習すると、結構打てるようになった。とはいえ、やはりハードウェアのキーボードには敵わない。
  ソフトキーボードを使うと表示される画面が小さくなり文章を入力しづらいと感じる。ところが、26年前にはもっと過酷な状況で、文章を作成していた。当時は
NEC9800シリーズのデスクトップを使っていたのでモバイル機器はなかったのだが、エプソンからワードバンクノートという画期的なワープロが発売されて、すぐに購入した。A4くらいのサイズで1.2kg、単三電池2本だったか4本で動いた。表示は最大で小さな文字5行くらい。打ち込んだデータはパソコンとRS232Cのケーブルで接続してパソコン通信のようにおくった。当時はこれをカバンに入れて、喫茶店に行っては文を打ち込んだ。翻訳のバイトもこれでやったし、論文まで書いた。考えてみるとその頃からノマドだったのだ(笑)。それに比べれば、iPad Airのソフトキーボードはまだまだ文字数も入るし、通信だってできるし、重さは半分以下だし、薄さも半分以下。若干キーボードのサイズは小さいけれど、それに比べれば快適だ。
  テクノロジーが進むと便利だし、もっともっと便利になることを求めてしまうけれど、ちょっと前の技術と比べれば、今のコモディティ化した技術もすごいものじゃないかと再評価できるんじゃないだろうか。