至福のひと時

  早朝に大学に来て、研究室の窓を開けると、乾いた5月の風が優しく吹き込んでくる。外からは様々な鳥の鳴き声が響き、その合間に校内を清掃する掃除機の音。静寂だからこそ聞こえる音がある。あと20分もすると学生たちの賑やかな話し声が聞こえてくるのだが、この朝の静寂の時間は、「今日も頑張れそう」とか、ちょっとこっちの本を読んでみるかという気に自然になる。こんな短いひと時の静寂だからこそ愛おしくもあり、また知的活動をしてみようという気にさせてくれる。
  自宅でも静寂はあるけれど、日進の緑豊かなキャンパスの静寂はちょっとだけ緊張感があり、自分に中に新しい好奇心を喚起してくれる風が吹き込むのだ。