言語変化

 昨日の講義で言語変化について話をしたが、タイミング良く、NHKクローズアップ現代で日本語のアクセント変化について放映された。今、日本語のアクセントが変化していて、それがアクセント辞典の編纂に影響しているとのことだ。

 どんな言語でも変化し続ける。これは日本語でも英語でもそうだ。上代の日本語では母が[パパ]と発音されていたとは誰も信じられないだろうが、これが[ファファ]となり、今の[ハハ]となる。今発音されている日本語もこれからどうなるかわからない。顕著な例で言うと、最近は「エンターテイン・メント」という発音がよく聞かれる。従来はエンターテイメントだったが、あえて「ん」を入れ、音節化するので、ンとメの間にポーズが一瞬置かれて発音されている。個人的には、嫌いだが、これも変化の一例だ。

 変化とか新しいことには年代が高くなると抵抗感が生まれるし、批判することになる。どんな時代でも大人は若者の言葉遣いを批判する。それは、従来の規範が効かなくなるからだ。若者ことば(語彙)は若者のアイデンティティの象徴でもあるが、一過性のもので、深く浸透するのは、むしろ発音(アクセント)や文法かもしれない。現に、「。。。させていただく」という過剰な謙譲語の用法は幅広い年代に浸透しているに思えるのだ。

 さて、50年後の日本語はどうなっているのだろうか?

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