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原子力エンジン

 最近のマイブームのサンダーバードネタである。サンダーバードに出てくる様々な車両、航空機、重機はことあるごとに「原子力エンジン」なのである。1960年代、核兵器の実験がある一方で、原子力の小型化と日常生活への応用はきっと明るい未来として捉えられていたのかもしれない。その一方で、放射能による危険性も描かれているのだが、構成の関係からなのか、実感がないからなのか、サンダーバードが救助すると、それが嘘のように忘れ去られてしまう。

 しかし、バケツの中で核反応を起こす事故があったり、チェルノブイリ福島原発の事故のように実際には、人間が制御するには危険と隣り合わせの技術だということが、実際の21世紀にはわかってしまった。きっと、1960年代のような幻想を抱く人はいないだろう。

 一方で、サンダーバードでは思いもよらなかった技術が今はある。水素エネルギーは1960年代には考えもつかなかったものではないだろうか。サンダーバードの物語の中では海水からロケットの燃料を作り出す話があったが、この時代には水素で車が走るのようになってしまった。昔のSFが未来をどんな風に描いていたか、そして、今の時代のテクノロジーと比較して、何が実現化し、何がしていないかを見てみると、自分たちがいかに便利な時代に生きているのかを実感できるのではないだろうか。