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聖夜のドタバタ

 昨日は昼間に外出をした後に夕方からは家族でレストランでクリスマスディナーと洒落こんだ。レストランと言っても近所にあるワインバーのような感じで、こじんまりと家族で切り盛りするとても雰囲気のいいところだ。若いオーナーシェフが丁寧な仕事をしていて、パンも自分たちで焼くほどだ。そこでワインをグラスに5杯飲み、久しぶりにラムのローストを堪能して、帰途につく。妻の運転で3分で帰宅。
 帰宅後にいつものように書斎に行き、時計やら財布をいつもの場所に置くのだが、あれ?財布だけがない。いつもはコートの左ポケットに入れてあるのだが、そこがスカスカだ。(この時にちょっと冷静になれればよかったのだが、ワインの心地よさが冷静さを失わせていたのだろう)。もしかして、車の中に落としたかと思い、息子を伴い車を捜索するが、ない。もしや、レストランでは?帰り際にテーブル下に落ちていたマフラーを拾うのに、屈んだんだ!そうだ!と思い妻にレストランに電話してもらい、聞いてみるが、ないとの返答。おかしい。いや、そんなことはないはずだ。妻に運転してもらい、もう一度レストランに行く。レストランのテーブル下や椅子の下も確認したが、やはり、無い。仕方なく、家に帰るが、顔は青ざめ、すっかり酔いも失せる。帰りに車中に妻にいくら財布に入っていたかと問われ、思わず正直に答える。秘密のヘソクリがこれでバレる。いや、現金はどうでもいいのだ。問題は財布そのものだ。リザードで作ったあの色の財布はもうカミーユ・フォルネでは作っていないのだ。まさに財布そのものが私の財産なのだ。
 それでも、無いものは無い。致し方なく、しかし迅速にクレジットカード会社に連絡をしてカードを止める。「警察にはお届けになりましたか?」と言われ、おもわず「110番ですか?」などとばかなことを口走る。「いえ、それは犯罪などの時でございます」と電話口の担当の女性の冷静かつちょっと嘲笑を感じさせる口調から、そういえばそうだと納得して、電話を切る。あ~!何で無いんだ!!と、感情を抑えるリミッターが切れつつ、もう一度コートを探る。あれ?何だか手応えがある。???と、右ポケットに手を入れると財布があるではないか!いつもは左ポケットにしか入れないので、右ポケットというのは、考えもしなかった。いや、そもそもこのコートに右ポケットがあったなんて、知らなかった。レストランの会計の時に財布からお金を出して、そのまま横に置いていたコートのポケットに無造作に財布を入れたが、そこがてっきり左ポケットだと思いけ込んでいたからだったし、酔いもあって右を調べるという発想さえわかなかった。
  ともあれ、財布はあった。レストランに電話をして財布が見つかり、お騒がせしたことを詫びた。カード会社に電話をして、カードの止めを解除するように要請したが、実はこれが面倒だった。かーどはすでに差し止められ、新しい番号のカードの再発行手続きに入ってしまったというのだ。なんと5分前の電話であっという間のストップ。さすがに手際がいい。だが、新しいカードとなると、幾つか毎月の請求をかけてくるところにその番号を通知して、ネット通販のところではカードの登録のやり直しということになる。まあ、見つかったのだから良しとしなければならない。
  こういうわけで今年のクリスマスイブはちょっとした騒ぎの夜となりました。