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生存権の侵害

 テレビのバラエティ番組でハブの捕獲のシーンを見た。農作業に支障があり、危険なハブを駆除するという。一見するとなんということもないのだが、ふとハブの側から考えてみると理不尽な暴力にさらされるということだ。ハブはただ、生物として生き、土の中に潜って安息しているだけなのに、ただハブだからというだけで、人間に殺されてしまう。それも考えれば人間の勝手な都合なのだ。「駆除」というのは人間からの価値観の表現であり、ハブの側から見れば、これは間違いなく虐殺だ。生物のしてのハブの生存権の侵害になるはずだ。番組では捕まえたハブを料理して、おいしそうにたべていたが(これはちょっと食べてみたい!)、なんと人間の恐ろしいことだろう。

 時に、立場をかえて、出来事やあるいは情報を見てみるのを批判的な見方といい、書かれたものをこのように批判的に分析することをCritical Discourse Analysis 批判的談話分析という。いつもとはいかないが、時に、自分の立場を変えて物事をとらえなおそうとしてみると、思わぬ発見があるかもしれない。