もしものときのために

 連休とはいえ、いろいろと仕事があるものの、やはり世の中が静かなせいか、気持ちは少しばかり安堵している。やらなければならないことがあるのだが、そういうときに限って、やらなくてもいいことをやりたくなる。こういうときにはたまった写真やビデオの整理をすることにしている。

 我々の世代は写真はアナログの紙データとして整理していたが、家庭をもち、子供の記録を取るようになるとデジタルカメラ、デジタルビデオと全てがデジタルになった。アナログデータで記録したものさえデジタル化してしまった。そうすると、ふと思うのは、そのデータ管理をしている私が死んだ時のことだ。私のパソコンにデータが入っていて、そのパソコンはパスワードがなければ開けない。私が突然死してしまったら、子供達は自分達の小さな時の記録にアクセスできなくなってしまう。

 そこで、昨年から、今までの写真とビデオデータを別にUSBフラッシュドライブに書き出すようにしている。そのドライブには、付箋で「佐々木家のデータ」と書いたものを貼り付けてあるので、いざという時には家族がそれを見つけ出してくれるだろう。家族のデータもだが、仕事のデータでも学会関連のデータだけは同じようにフラッシュドライブに書き出して、いざという時でも支障がないようにしている。

 この年齢になると、いつ突然死を迎えるか、わからない。準備だけはしておこうと思う。