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大二病

 中二病というのは割と知られて時間が立っていると思う。「俺はやればできる」のように不確かな自信と不安が入り乱れている状態を見事に当てている。確かに中2というのは体と心の大変革機で目の前の高校受験という初めての荒波を前にして、強くなることが大いに違いないし、目の前のタスクをこなすことができずに、戸惑い、忌避し、真正面から受け止めていくにはまだ幼いのかもしれない。

 そう考えると、大二病などと、そんな言葉を目にすると、「まさか、大学生になってもかい?」という声があるだろう。しかし、どうも大学生を見ていると、大学に入り、うるさく言う大人も減り、自分の自己責任で行動しろと言われて、どう振る舞っていいかわからずに不安を感じているようだ。そんな中で「大二病」という本がKindle電子書籍で販売されていたので、読み始めてみた。著者は就職活動を念頭に入れて、評価されることに慣れていない大学生の話をする。ゼミ選び、就職活動という人生の中でも大きな比重を占める「評価」を受ける中での大学生の振る舞いについて語っているのだが、現場を知るものとしてナックとすることも多いし、大学生への建設的なメッセージも多い。まあ、一言で言えば、「いろいろな大人と話して、自分の世界を広げて、自分の言葉で語れ」ということだ。評価されることを怖がっていては何もできないし、大人の評価は辛辣でもあるから、そういうものだと思って、準備せよというのが要点となっている。

 誰でも評価されることは怖いし、それがネガティブであるときは誰でも落ち込むし、凹んでしまう。大人の世界の評価は社会的なものもあれば、金銭的なものも関わってくるから、まるで自分の人格すら否定されたように思うこともある。しかし、その耐性をつけていかないとうまく社会で生活できない。少しでもその耐性を作っていけるように、大学生のうちから、心を鍛えていくことは大切なんじゃないかと思う。

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