5年ぶりの国際学会発表を終えて

 このブログでもこの数ヶ月話をしてきた学会発表が無事に終了した。国際学会で発表をしたのは5年ぶりのことだ。5年前はポルトガルフィンランドと二つの世界舞台で発表をしたが、その後は大学での役職に追われて、なかなかアカデミックな世界にはもどれなかった。今回こうして、久しぶりの発表をしてみると、準備の辛さはあるけれど、やはり終わってからの達成感は気持ちいい。今回の発表では、15人ほどの人たちが聞きにきてくれた。かなり早口で、めまぐるしくスライドをめくり、25分で70枚のスライドという、ありえないペースの発表だったが、熱心に耳を傾けてくれて、こちらも力づけらながら、話を続けることができた。

 発表終了後、インドネシア人の参加者から「この理論が詩の研究や、翻訳の研究にこれほど役立つと思わせてくれたのはあなたが初めてだ。研究発表ではなく、もっと多くの人が聞ける講演のような形で話をしたほうがいい。今回の学会の実行委員長の教授に伝えるつもりだ。是非、この結果をジャーナルなどに投稿して、我々が読めるようにしてほしい。」と過分なるお褒めの言葉を頂いてしまった。お世辞なのかもしれないけれど、かなり嬉しくなってしまった。またマレーシアからの参加者には「自分も中国詩の研究をしているが、このような分析を見て驚いた。是非、マレーシアでも話してほしい」と言われて、かなり嬉しくなり、今までの試行錯誤が身を結んだ気がした。ちなみにそのマレーシアからの人だが、マレーシアで外部予算を申請するので、それがとれたら、マレーシアに来てもらいたいと翌日に言われたので、さらに気持ちが高揚してしまった。研究発表後に若い参加者だろうか、数人から一緒に写真をとってほしいと言われたときには、ちょっとしたアイドル気分にもなってしまった(苦笑)。

  今回の発表はまだまだ研究の途中で、試行錯誤の域を出ないが、なかなか面白い発見もあり、また深めるポイントも見えてきた気がする。毎日の業務に追われて心理的には厳しいけれど、やはり学者の端くれとしてのアイデンティティーを失わないように、この研究ペースとそれを発表するというタスクは自分に課していかなければと、心を新たにするいい機会となった。

  学会では他にも昔からの友人に再会したり、あるいは新しい出会いもあった。特に教育への応用ということでは、アメリカの公立学校での実践を発表してくれた先生がいて、今後はこの先生の動向を追っていきたいと思う。毎回のお昼ご飯も美味しく、なかなかいい思い出のバンドンとなった。

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