仕事とノイズ

 夏休みなろうとしているのに、仕事が多い。学会誌の編集、出版プロジェクトの原稿、論文の作成、学会発表の申し込み作成などに加えて、学内提出の書類業務もある。そもそも学期末試験の採点もまだ途中だ。この合間を縫って、インドネシアや東京に出張するのだから、我ながらよくやると思う。

 でも、ものは考え方で、これだけの仕事を同時的にやるのは実は相互に気分転換の機能を果たすので、意外にできるものだ。もしも学会誌の編集だけが仕事だとすると、それが心の負担になり、逃げることができない。むしろ、その仕事から逃げることばかりを考えて、手がつかない。ところが他に仕事があると、その仕事がある仕事からの逃げとなるので、気分も変わり、できてしまうのだ。こう考えるとノイズが多ければ多いほど、ノイズ同士が、相殺されてノイズとは思わなくなる。例えば街中の雑踏では商店から流れる音楽も気にならないが、教室のような静音であれば、誰かの携帯のマナーモードの振動でさえノイズとして認識されてしまうようなものだ。ノイズがあまりにもない環境ではちょっとしたことがノイズになってしまい、むしろそこに注意が削がれてしまう。よく、スタバの方が集中して勉強や仕事ができるという人がいるが、意外にそのノイズの多さが、集中力を高めれくれるのだと思う。

 何事もバランスは必要だろうが、同時的に複数のタスクは意外に可能ですよ。