組織の寿命

 Steve Jobsの他界以来、Appleの製品に魅力がないと批判されている。革新性を失ったとか、保守的になったとか。すべてはSteve Jobsのカリスマ性によるのだろうが、考えてみると、どんな組織でも寿命がある。おぎゃーと生まれた人間だって、企業だって、生まれたては可能性があるが、体力も精神力もない。少し年数が経つと人間の思春期のように、あれこれと挑戦をし始めて、それがうまくいくようになると急成長をする。まるで思春期に身長が急に伸びるように。

 企業がある程度の安定性を得る時期が青年期から大人になるということだろうか。Appleのような大企業になると成熟期ということになり、大きな組織を守るから、あるいは成熟期になったからこそできないことも増えてくる。Appleが革新的でなくなるのは当たり前のことだと思う。私の年齢で思春期のように振る舞ったら、誰も相手にしてはくれないし、様々なリスクが出てしまう。企業だって同じではないだろうか。

 私は今のAppleが成熟した企業としてリリースする製品やサービスに期待をしている。Steve Jobsがいなくなったけれど、だからこそ生まれるものだってあるはずだ。どんな組織だって、寿命がある。確かに創業数百年になっても存続する企業はあるけれど、それくらいになると老年な味のあるものが作られている。AppleがIT企業であるというDNAを持つわけだから、そんなに存続するとは思わないけれど、老練なまでに授業があるとしたら、それはそれでどんな製品を出すか、サービスを出すか、楽しみではある。

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