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〆切

 さきほど「〆切本」という本を読了した。内容は作家が〆切について書いたエッセイやら、書簡やら、あとがきの類。中には漫画家による〆切関連の漫画もある。ここでに出てくる作家たちは日本では著名な方々ばかり。そんな大家の作家たちも〆切に追われていたというのはなかなか面白い。中には〆切の日が原稿について取り掛かる日という人もいる。

 私も論文を書くということ、学会誌の編集長という立場で〆切を急かすということでは〆切に追われる一人だ。こんなことを書きながら来年のオーストラリアの国際学会の発表投稿の〆切まであと一ヶ月しかないじゃないかと頭の中で騒ぎが起こっている。あるいは、来年の3月〆切の原稿があるじゃないか、いやいや来年には自分も学会誌の編集長をやりつつも、そこに原稿を書かなければならないじゃないか、と〆切のいくつかを抱える身としては、作家先生たちの悶々とした気持ちが痛感できた。みんな、おんなじなんだ。

 米原万里さんの「不自由だから自由なんだ」という文言は正鵠を射ている。人間はある制限があってこそ、創造性を発揮できる。制限がないところでは、それが足かせになって、創造ができない。今の学生諸君が「自由」な時代にいきつつも、どこか自由を謳歌できないことに繋がっている気がする。

 さて、今日もまた、一つやり遂げなければならない文書仕事がある。今日中になんとかしなくちゃ…。

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