インドネシア

 『インドネシア イスラーム大国の変貌』(小川忠 著、新潮選書)という本を読み終わった。インドネシアという国にはさほど興味がなかったが、昨年、今年と授業でインドネシア人留学生と接する機会があり、さらに7月に国際学会で初めてインドネシアに行ってからはかなり身近に感じるようになった。ふと見渡すと、名古屋の地下鉄の中でも名古屋大学周辺ではインドネシア留学生と思われる若者を目にすることが多い。

 小川氏の本には、今のインドネシア、そして、日本との歴史的な関わりが書かれていて、全く知らなかった事実に驚いた。インドネシアの独立にも関わった日本人が多くいたのだ。考えて見るとインドネシアは世界一のイスラーム大国、バリ島の国くらいしか知識のなかった私に新たな発見をさせてくれたし、何よりも現地での経験はなかなか面白かった。特にギラギラするようなエネルギーは現地での空気でしか感じられないものだと思う。

 また、国際学会とか、何かの機会があれば、インドネシアに行ってみたい。改めてそんな気にさせてくれる本だった。