Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

ブックオフ

 少しばかり書斎の断捨離をしようと思って、文庫本の整理をした。学生時代に買ったものが多く、今から読もうと思って、文字が小さすぎて、老眼となった今では読むことが非常機に厳しい(苦笑)。流石に30年以上経っているものが多く、黄ばみも汚れも激しい。それでも、もしかすると…という思いから、ブックオフに100冊近く持ち込んでみた。

 結果、買ってもらえたのは30冊ほど。合計金額は220円。他のものはやはり買い取り対象にはならなかった。とはいえ、持ち帰るのも大変なので、ブックオフで処分してくれることとなり、助かった。

  考えてみれば、資料としての書籍と、楽しみとしての書籍では随分こちらの取り扱いも違うように思う。仕事柄、書籍は商売道具なのだが、商売道具とするのは、専門書であり、学問的な見解や、理論、事例を扱ったものである。これは何度も目を通すし、「そういえば、あそこに書いてあったはず」と思い出してはまた引っ張り出すものだ。

 ところが、楽しみとしての本は小説やエッセイで、一度読んでしまえば、そのまま。今回も処分した本の多くは小説とエッセイだった。新書は学問的な内容だけれど、「ふーん、なるほどね」と情報を仕入れるために読むことが多く、一度読んでから、もう一度目を通すことは少ない。そう考えれば、資料としてのほんと楽しみとしての本の中間と言えるだろうか。

 楽しみとしての本ではあっても、処分を考えることはないものもある。白水社から出ていた新書サイズのシェークスピアの全集だ。小田島雄志先生の翻訳で、大学時代にバイト代を叩いて、全て買った。その日本語はまさに、切れば血が出る、というほど生き生きした日本語で、心捕らえられたものだ。これは楽しみの本ではあるけれど、何度でも目を通したい。そして、もう一つ、老後の楽しみとしてとっておくのが(笑)、O. Henryの全集。これは全て英文のオリジナルの全集。じっくりと時間をかけて読んでみたいと思う。シェークスピアの原文での全集もあるので、これもいずれは制覇したい。シェークスピアもO.ヘンリーも人生の真実が隠れている。

 

Remove all ads