第三の波

  本棚を整理していたら昔の本が出てきて、ついつい読んでしまった。『第三の波』という本は1980年に出たもので、37年前のものだ。大学時代に読んだ記憶があり、原著もペーパーバックで三分の一ほど読んだ。

  第一の波は農業革命で、それまで狩猟を中心としてきた人間が麦や米といった主食を栽培するようになって、定住を始めることから、社会の仕組みが変わり、家族のあり方も変わった。第二の波は産業革命で、それまで家族全員が一緒に農作業をし、自然のリズムで生活してきたところ、同時性や集中化、基準化など、工場労働が中心となって、働き方や家族に役割、ひいては家族の人数さえ変化を及ぼすようになった。

 そして第三の波は情報革命だ。膨大な情報を短い時間でやり取りすることから、人間個々の時代が始まり、それまでの組織を中心とした価値観が変わるというのだ。

  この本は約40年も前に書かれたものなのに、今の状況を随分と言い当てている。今読んでも非常に新鮮に響いてくるし、今の世界で起きていることは過去とどういう風に関係付いているかを理解する上でも勉強になる。

  おそらく今は図書館にでも行かないと読めないだろうが、ぜひ手にとって挑戦してもらいたい(約600ページ超の大著です)。

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